建築現場レポート - 新卒採用サイト|株式会社 森本組

建築現場レポート

建築現場レポート

Project Architecture

高度な施工力を駆使し、
100年先まで機能する建築へ

阪和自動車道
和歌山高速道路事務所 改築工事

大型施設の老朽化による改築工事の需要の高まりを受け、森本組では、高層マンションや商業施設などの建設のみならず、改修案件の受注も多くあります。今回手掛けたのは、高速道路事務所の改築工事。阪和自動車道にある和歌山高速道路の事務所棟をはじめ、大型車庫棟、料金所棟、特大型車庫棟、立体駐車場棟、薬剤庫棟、煙火火薬庫を備えた敷地面積約21,310㎡の大規模改修工事です。高速道路事務所としての機能を一時も滞らせず、営業と同時進行する改築工事に挑みました。

事務所棟
料金所棟
トールゲート

計算し尽くした工程で、
機能を移行させながら改修工事

交通機能としてだけでなく、物流や地域の活性化にも大きく貢献する高速道路。「老朽化したからといって、機能を一時的に停止して建て直すという単純なスクラップアンドビルドは通用しない」と言う現場所長。稼働し続けるETCなどの通信線は移動させ、仮設の施設を作って機能を移しながら、各棟の改修工事を進めなければなりません。また、営業に支障をきたさないよう、時には24時間体制で工事を行うことも。阪神淡路大震災で破損したコンクリート屋根を軽量素材に替えたトールゲート(料金徴収所)の工事では、交通量の少ない夜間を中心にスピーディに改修。こうした工程には、長年の経験に基づいた計画・調整力が必要不可欠でした。

鉄網(ジオセンティックス)
事務所棟

その地盤に適した工法に、
さらなる工夫を重ねて万全に

この工事において特筆すべきは、地盤の液状化対策に注力した点。場所柄、南海トラフ地震に備えた耐震設計がなされていることはもちろん、この一帯は紀ノ川が近く、地盤が緩くて液状化が起こりやすいことが懸念されていました。そこで、事務所棟から大型車庫棟までの水没を防ぐため、円柱状に地盤を固めた改良杭によって建物を支える「柱状改良工法」を採用。さらに地中1mの層には砕石の間に鉄網(ジオセンティックス)を設置し、地盤を強固にする特殊な対策も。少しの妥協も許さない仕事が、信頼のおける建築の創出につながります。

迅速に問題解決しながら
前へ進めるのがゼネコンの使命

施設の機能を止めることなく行う改築工事には、予期せぬ問題が発生することも少なくありません。問題に直面するたびに一つずつ解決法を探り、工事を前へ進めていくのがゼネコンの使命。所長は、「今回は新たな発見がたくさんあり、学ぶところが多い案件でした。我々の使命は、50年、100年先まで、長く安全に使い続けられる建築物を建設すること。これからも品質重視で、次の施工へとつなげていきたい」と、今後への意気込みを熱く語りました。

INTERVIEW

インタビュー

入社1年目

この現場に配属になって5カ月です。初めての現場でわからないことばかりで、一つ一つ聴きながら覚えていく毎日です。現場の上司も、協力会社さんも優しく、丁寧に教えてくれます。

主な仕事は測量や工事の進捗確認の写真撮影、出来高管理の書類作成、車両手配などを行っています。仕事で気をつけていることは、とにかく報告すること。未熟な自分が判断を誤ると、現場全体に影響してしまうので、必ず報告するよう心掛けています。

子どもの頃から、近所の工事現場のユンボを見るのが好きで、専門学校へ進学後、森本組へ。やはり現場の仕事は楽しいです。同年代の先輩もいるので、些細なことも相談しやすく本当に心強いです。所長もユニークで気さくな人柄なので、コミュニケーションの取りやすい環境だと思います。話しやすい職場のおかげで、多くのことが学べます。

もう少しで完成ですが、初めての達成感がどのようなものかが楽しみです。今後の目標は、少しでも早く仕事を覚えて、いつか高層マンションの建設に携わりたいです。

入社3年目

私はトールゲート(高速道路の料金所の上屋)の改修工事の管理を担当しています。車が少ない夜間の作業になるので、今は後輩と会う機会が少ないですが、以前は一緒にいることが多かったです。立体駐車場や事務所などのピーク時は150人くらいの人が現場に入っていたので、休憩時間などにいろいろな方々と話せて楽しい現場でした。

私の地元は長崎ですが、大阪の大手企業を志望していました。森本組は全国に施工実績があり、様々な施工を経験できるのが入社の決め手でした。次は、大阪の現場を経験したいですね。

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